2020年を振り返る、ほんと今さらだけど

クリマガ

2020年

2020年には、もう振り返りたくないと思うくらいうんざりさせられた。

と思いきや改めて振り返ってみると、結構うれしいこともわんさかあった年だった気がします。

応援している人にありがとうが届いた

2020年1月12日。大好きなアニメ『風が強く吹いている』『ハイキュー!!』『僕のヒーローアカデミア』の劇伴を担当されている作曲家 林ゆうきさんの10周年記念コンサートに参加しました。その感動を衝動的にライブレポという名の感想文として個人のnote(今は個人のアニメサイトに移行)に記したところ、林さんご本人に読んでいただけたんです。

まさか読んでもらえるとは思っていなかったので、びっくり&恥ずかしい&バリうれしい状態が続きましたね。しばらくはこの体験のおかげで顔色がよかったと思います。

なんというか別に読んでもらおうと思って書いたわけじゃなくても、「ありがとう」とか「もうめちゃくちゃよかった」という気持ちを炸裂させたものが、その相手に届くことも、自分にとっての大きなエネルギーになるんだなと感じました。

「つい話すぎちゃった」がもらえた

ライターという仕事柄、インタビューの機会もあります。そもそもコミュニケーション能力に欠けまくっている人間がインタビューなんて、と大きな矛盾を感じてはいますが、なんとかかんとかやっております。

このように私はインタビューが決して得意ではありません。ただへたくそなりに、やり方もどんどん変えながら、質問や当日はどんな空気を作っていこうかを一生懸命考えて、毎回1回勝負のインタビューに挑んでいます。

だからこそ、時間を作ってくださったインタビュイーの方からの「つい喋りすぎちゃった」の一言がとにかくうれしくて、うれしくて。

【メンバー成長記】ふたりだからこそ生み出せるものがある! 女子高生2人組がオリジナルブランドを作ったワケ

コロナ禍でオリジナルブランドを立ち上げた高校生ユニットへのインタビューでは「話しやすくてびっくり。つい色々語ってしまった」という声もいただきました。この言葉をもらった時は、『ハイキュー!!』の烏野高校1年ミドルブロッカーの月島蛍が白鳥沢高校の大エース牛島若利のスパイクをドシャッとした時に見せたガッツポーズを心の中で決めましたね。

もちろんインタビュイーがどれだけ話してくれても、それをきちんとくみ取り形にできなければインタビューの意味がありません。そのプレッシャーに毎回押しつぶされそうになりますが、場づくりもインタビューの一環なので、そこが成功したという事実はこれからもポジティブに受け止めていこうと思います。

 

パブサの先にある同窓会を見つけた

2020年後半から、大好きな漫画のレビューを書かせてもらえるようになりました。いい作品があっても、私の個人サイトではとてもその素晴らしさが伝えられないジレンマを抱えていたので、本当にこの機会をもらえてよかったと思っています。

『同級生』シリーズが“青春BLの金字塔”とされる理由 色褪せることのない、佐条と草壁の恋物語を考察
こんな恋愛がしてみたかった――。青春恋愛モノの初々しさや瑞々しさに、どうしてこうも憧れてしまうのだろうか。その理由はきっと、物語中の青春や恋が現実にないとまでは言わないものの、そう簡単に叶うものではないと知ってしまったからだと思う。 やすや...

中でもBL漫画の金字塔『同級生』シリーズの記事は、SNSで結構拡散されたようで、編集の方からもかなり読まれたよと教えていただきました。

となるとエゴサ、パブサが捗る捗る。URLをTwitterの検索にコピペして、引用ツイートを含むツイートを辿る辿る。

そこで見たのは「同級生いいよね」というファンの皆さんのつぶやき。そして記事のURLとともに語られる『同級生』シリーズとの出会いや思い出を見て「これは同窓会だ」と感じました。

もちろん記事を読んでくれたら、さらにいえば記事をきっかけに購入に至ってくれたらその作品を愛するライターとしてはとても幸せなことです。ただネットに流れてきた記事をきっかけに、自分とその作品の思い出を振り返っている優しさにあふれたファンの皆さんの言葉を見て、「書いてよかったなあ」と思えました。

2021年も地味に、できることを誠実に

こんな感じで2020年はいいこともありました、という話をダラダラとつづってきましたが、やっぱりなんだかんだで悲しくてつらいこともありました。

私が高校生の頃から口うるさく生活態度を指摘してくれた実家の猫が亡くなったのは本当に悲しくて、しばらく仕事が手につきませんでしたし。この一文を書くだけで涙があふれてきたので、もうしばらくこの話題はかけそうにありません。

仕事面でもなんとなく2020年は区切りの年みたいな、そういう印象を持っていたのですが、結果コロナのせいで例年以上に収入は厳しくなりましたし。

正直、一発逆転ホームラン! 『A3!』の初期・摂津万里のように「人生イージーモード」と言いたい気持ちがないかといえば嘘になります。ただやっぱり地味だけど、目の前のことに誠実に取り組むことでしか信頼は得られないと2020年で改めて感じました。なので、2021年も引き続き目の前のことを真面目に地道に積み重ねていこうと思います。

2月になって言うことではありませんが、皆さまどうぞ今年もよろしくお願いいたします。

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